製造・卸業、売上10億、3期連続5,000万の赤字、借入6億超、実質債務超過4億。
借入は6億を超え、メインバンクもこれ以上の追加融資はできない状況だった。
財務の毀損が著しいことはある程度予想されており、後継予定者には別な道に進むことも促したが、本人は継続の意思が固く、経営改善作業に着手することになった。
毎期棚卸資産により決算調整が行われていたが、実態調査の結果直近3年間は毎期5千万円前後の赤字だったこと、実質債務超過は4億円に及んでいることが明らかになった。
短期的な売上増強の余地は少なく、改善はコスト削減が中心となったが、70歳後半となる会長の掛捨ての保険料(死亡保険金5千万円)を年間7百万円も支払っていたり、外注を使った収支の合わない製造をしていたりと経費管理の甘さが次々と明らかになった。削減項目は100項目以上に及んだ。
数か月の作業の後、経営改善計画書を策定した。その後計画初年度に2,000万円の利益を計上し、直面していた経営危機を脱した。
